そもそもCSRって何?

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ここではCSRの基礎的な情報を解説しています。


CSRとは何ですか?

CSRとはCorporate Social Responsibilityの略称で、一般的には「企業の社会的責任」と訳されている。企業は売上や利益を追求するだけでなく、地球環境、雇用、生産地の人権・労働問題など、さまざまな社会的課題に配慮する責任があるとする考え方で、急速なグローバル化を背景に1990年代後半、欧州で生まれた概念だといわれている。


企業はなぜCSRに取り組むのですか?

持続可能な社会を実現するための手段として、CSRの推進がもっとも効果的だと考えられている。20世紀は世界人口が急激に増加し、大量生産・大量消費・大量廃棄が行われた。その結果、食料危機や水不足問題、天然資源の枯渇、環境汚染、地球温暖化など、さまざまな問題が山積し、もはや国家だけの力では解決が難しくなってしまった。そこで、グローバル化により社会に与える影響力が増大した企業にこうした問題の解決を期待し、企業がそれに応えることが求められるようになった。


CSRでは具体的に何をするのですか?

企業がCSRを進める上で重要なことが二つある。一つは、事業活動の経済的側面だけでなく、環境的側面、社会的側面にも配慮した事業計画を立て実行すること。もう一つは、企業とかかわりのあるステークホルダー(利害関係者)と対話を行い、その声に応えていくこと。つまり、企業は自分たちのことだけ考えて経営をしてはいけないし、社会の声にしっかりと耳を傾け、事業活動を通して社会的課題の解決に力を尽くすことが大切なのである。


ステークホルダー(利害関係者)とは何ですか?

ステークホルダー(stakeholder)を直訳すると利害関係者となるが、もともとは権利を主張する、利害関係を有する個人または集団などを指す言葉だ。具体的には、従業員、取引先、株主・投資家、顧客・消費者、NGO・NPOなどがその代表としてあげられる。企業は、こうしたステークホルダーが自社に対して何を期待しているのかを探る必要があり、そのための手段としてステークホルダー・ダイアログと呼ばれる直接対話が盛んに行われている。

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